我が家のお笑い担当、愛しのBJ。2012.9.3に旅立ちました。享年12歳と5日。でも空からまだまだ語るぜ。アフォな飼い主、見守ってなきゃだからさ。


by funkyhotdog
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驚きの検査結果

ゴンチチは…ちょっと動揺して言い間違った飼い主です。
一応、このエントリは、飼い主の覚書も兼ねて真面目に更新しようかと思います。

病理組織検査の報告書によれば…

右側第4乳頭のポッコリの
e0008833_1249428.jpg

診断名は乳腺導管嚢胞というものでした。
「多数の乳腺導管が時折上皮の軽度の過形成を伴い、嚢胞状に拡張しているもの。
良性変化のものなので、心配はない」とのこと。
ホッ。

が…
問題なのは、手術のついでに切除して、でもって腹ポッコリの塊を調べてもらうついでにこっちも病理検査しとこか!?のノリだった左肩~首にかけてできていたイボの方でした。
e0008833_12551927.jpg

この診断名は肥満細胞腫ということです。
肥満細胞腫なんて、人の場合は腫瘍化することがないので、「ちょっと肥満だからなんぢゃない? できたとしてもたいして問題ないよネ」と考えがちですが…。
肥満だからできるというものではないようです。
実際、サラは肥満だとも思えないし。
(しかも目視では、せんせも肥満細胞腫とは思ってなかったようでビックリ)
症例では、だいたい8~9歳の犬に発症となっていますが、その原因が何なのかはまだはっきりとは分かっていないのだとか。

この肥満細胞腫…ヒスタミン物質を放出し、放っておくと血が固まりにくくなったり、傷が治りにくくなったり、皮膚の痒みや胃腸障害(胃潰瘍とか)をひきおこすのだとか。で、もっとやっかいなのが、悪性だと増殖がものすごく早いこと。陰部や肛門付近にできちゃうと、手遅れになることが多いらしいそうです。

報告書に書かれていた所見は
「潰瘍下~真皮にやや顆粒の豊富な肥満細胞(大小不動類円形~不整形核、核仁、時折明瞭)が時折の分裂像を有し、やや塊状に増殖しています。
トルイジンブルー染色(異染性陽性)脈管浸潤あり
手術により辺縁は良く切除されており、Patnaikの分類ではGradeⅡ(中等度)に相当」
とあり、もしかしたら他に転移している可能性も示唆しておりました。

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治療法については…
WHOステージⅠ
PatnaikのグレードⅠ及びⅡの場合
 外科的切除
  完全切除例:経過観察
  不完全切除例:広範囲なマージンの手術または放射線治療(市内で放射線治療を受けられるところはありません)

WHOステージⅠ
PatnaikのグレードⅢの場合
 外科的切除
  完全切除例:プレドニゾン(コルチコステロイド)
  不完全切除例:広範囲再切除手術とプレドニゾン、または放射線治療とプレドニゾン

WHOステージⅡ
PatnaikグレードⅠ~Ⅲ
 外科的切除
  完全切除例:プレドニゾン
  不完全切除例:広範囲再切除手術とプレドニゾン または放射線治療とプレドニゾン またはプレドニゾン単独

WHOステージⅢとⅣ
 可能なら局所療法を行い、以下の治療法を1つ加える
 プレドニゾン
 CVP化学療法
 ビンクリスチン(ビンカアルカロイド:可移植性性器肉腫という癌に効くお薬)
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プレドニゾンは40mg/㎡(㎡単位になってるのは、固体の重さでなく、表面積に対して薬の量が決められているからですと。サラの場合は、術前に1/2錠のプレドニゾンを服用していましたが、この割合で投薬しなければいけないとなると、4錠飲むことになります。まぁ、自己免疫性溶血性貧血だったBJは1日に8錠飲んでましたけど)。
1週間この量を飲み続け、20mg(半量)を3週間。その後、投薬回数を2日に1回と減らして3週間。その後も10mgで3週間。
だらだら。
ステロイドだからね。
いきなりやめちゃうとダメなお薬。

CVP化学療法となると、プレドニゾンのほかにもシンクロホスファミド(アルキル化剤:リンパ腫なんかにも有効なお薬)だとかビンブラスチンだとか投与する薬も増えちゃうのですが、プレドニゾン、シンクロホスファミドが庶民的なお値段(1錠につき数百円単位)に比べるとビンブラスチンってのが一回ウン万円かかるとのこと。
無理無理。
CVP化学療法を選んだら、この高いお薬@ビンブラスチンを週1単位で投与しなきゃいけないってゆーし。しかも「6ヶ月間くらいに渡って治療を施して、腫瘍が消失していたら終了~」て。
6ヵ月後には我が家が消失してるっつの。

一応、術後の経過を診て、縫合跡の治り具合もいいようだし(肥満細胞腫が他にも残ってる場合は、傷の治りが遅いから)、しばらくは抗生物質(ラリキシン)とステロイド、それに抗ヒスタミン剤を毎日。2日に1回の割合でホルモン剤を投与して観察していきましょうということになりました。

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かかった費用

術前 診察料 500円
    血液検査 2,000円
    生化学検査 7,000円      9,975円(税込)
手術 麻酔(吸入) 15,000円
    手術 45,000円
    入院(3泊分) 12,000円
    注射(2本分) 6,000円
    点滴(2本分) 5,000円
    病理検査 10,000円
    お薬 1,620円          99,351円(税込)
術後(本日かかった費用)
    診察料 500円
    とりあえず1週間分のお薬(5種類) 4,790円   5,555円(税込)
    (↑ゴーゴーゴーゴー!て。ゾロ目だよ。なんか縁起がよくない? 転移とかしてねーよ絶対、なんて言ってちょっと笑った)

〆て114,881円也 プギャー

でもって、今後もしばらくお薬代がジョンジョロお財布から漏れ出すことになるのです。

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たかが疣。
されど疣。
「年とったらみーんなできるんだよ、イボなんて。うちのじーちゃんだって、顔中疣だらけだもーん」なんて疣を軽視しないほうがいいですね。
皆さんのお家のワンコさんにも、サラのようなポッチができてたら、早めに病理検査することをお勧めするです。
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by funkyhotdog | 2008-01-16 15:06 | 健康・手術