我が家のお笑い担当、愛しのBJ。2012.9.3に旅立ちました。享年12歳と5日。でも空からまだまだ語るぜ。アフォな飼い主、見守ってなきゃだからさ。


by funkyhotdog
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自己嫌悪

家の中がとっても静か。
我が家の笑いの8割以上が、そういえばBJネタだったなーって。
二人でしんみりとBJの話をする。
写真を見ながらしんみり。
同じ犬とは思えないくらい、いろんな表情あったねって。
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いつもアテクシたちを見ていてくれたねって。
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写真撮ると、基本ご不満顔だったねって。
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変顔の天才かもしれないよって。
なにこれ、目、ヘン。左右対称ぢゃないし。
下唇もヘンテコ。
我が家にきたばっかのころは、玄関に置いたサークルの中にいたけど、おもちゃ代わりにあげてたタオル振り回して散々自分のうんこ飛ばしてたよね。
朝見たら、かっちゃんの靴の中にうんこ入ってたり…。
玄関の扉や壁にうんこついてたり。
あの頃から毛布に包まるのが上手でさ。
どうやってやったの?って不思議になるくらい2重にも3重にも包まってて。
その毛布を引っ張ったら、毛布と毛布の間にうんこあってさ。
これまた、どこでどうやってこのうんこ、出したの?って。
体つきは貧相で、首もマズルも長めで、後ろ足の皮が座るとだらしなく何重にも皺になってて。
変てこな犬、飼っちゃったなー、早まったかなー、なんてちょっと後悔もしたっけ。
小さかった頃、車酔いが酷かったんだよね。よく吐いてたよな。
後部座席に乗せると、必ず後ろ向いちゃって。
じーっとシートの縫い目、一点を見つめちゃって。
進行方向とは逆向きで、そんな状態でずーっといるんだもん。車酔いするの当然ぢゃないの、って。
溶血性貧血で死の淵彷徨ったときも、食欲だけはあったんだよね。
1日16錠のステロイド飲まなきゃで、筋肉落ちまくって、背骨丸見えで、お腹がこれでもかってくらいでっかく膨らんで…。このまま歩けなくなったら大変だからって、おやつで釣りながらお散歩したっけ。
亡くなったことをT病院の先生に話したら「あの病気を克服したから、BJくんは不死身なんだって…そう思ってたのに」って、涙してくれたんだよ。
子供が運転するチャリに轢かれちゃったこともあったっけ。
しかもうんこ中に。
真っ白な背中に、くっきりタイヤ痕が二つついちゃってさ。
BJもびっくりしたのか、その後自分の出したうんこの上に放心状態で座ってたんだよ。
半狂乱で病院に連れてったら、どこにも異常なくてさ。
うんこ中で力んでたから、なんでもなかったのかな。
ほんと、アテクシたちも不死身だって、どっかで思ってたんだよね。
山にも一緒にいっぱい上ったよ。
紅葉見に栗駒山に上ったとき、混んだシャトルバスの中で、BJ…屁こいちゃってさ。
真ん中の一番後ろの簡易椅子。
抱っこして座ってたんだけど。
右の人の腕にちょうどお尻がくっついててさ。
プス~ッてやったとき、隣の人が「なんかフーってしたっ!フーって」て自分の腕摩りながら、驚いた顔して言ったんだった。
その後、強烈な臭いが広がってさ。
すごーく恥ずかしかったけど、BJは涼しい顔してたんだよなー。
禿岳の登山口付近のこと、覚えてる?
低い笹の中に頭突っ込んでクンクンし続けてるから、早く行こうよってリード引っ張ったらさ、その手前に先人のお土産があってさ。
出したての、しかもユルユルのお土産。
その殆どを顔面でかっさらってきちゃってさ。
BJの顔半分が、人の、しかも下痢便まみれになってさ。
その後吹上高原でキャンプする予定だったけど、水洗いぢゃ臭いが取れないって家に帰ってきたんだよね。
小野川湖のキャンプ場では、砂大量に食ってくれたよなー。
ショベルカーみたいに口開けたままガガガーって。
体調悪くなって、入院しちゃって。お尻から砂、掻き出さなきゃで。
いっぱい心配させられて、いっぱい医療費かかっちゃって。
でもさ、躾の面ではちっとも手がかからないやつだったよね。
玄関の三和土には降りちゃいけないとか、建物の中でしっこしちゃいけないとか。一つも教えなかったのにね。
ステロイド沢山飲んでたときも、水いっぱい飲んでおしっこ溜まって。それでも我慢しちゃって。しっこに外に出してって、ちっとも吼えて要求しないから気づかなくて。
窓の前にずーっと座ってて。
気づいて窓開けたら、BJ、立ち上がった瞬間ジャジャジャーって漏らしちゃったんだよね。
最初で最後の粗相。
我慢の限界だったんだよ。
アワワーって、あのときの焦った顔。
焦ってるけど、おしっこ止まらなくて。
情けない顔になっちゃって。
可愛い顔だったな。
待てとか、お座りとか、オテとか。なーんにも教えてないのに、いつの間にかやってたね。
あ、オテとかお座りは他の人がやっても、ちっともやらなかったけど。

そんな思い出を語りながらクスっと笑う。
そして笑った後、涙する。
静かにすすり泣いてたのに、たまらなくなって号泣し始めちゃう。
寂しいよ、って。

皆のコメントが優しすぎて、また泣く。
苛めてくれていいのに。
もっと早くに異常を見つけられなかった、お前らのせいぢゃん、って。
肝臓の数値悪かったのに、放置したお前らのせいぢゃん、って。
見た目が元気そうだからって、何もしなかったお前らのせいぢゃん、って。
充分愛されたよ、BJにとっては幸せだったよって言われる度に、納得する自分と、いや足りなかった。愛し足りなかったって否定する自分がいる。
こーゆー状態が完璧ペットロスなの?
そんな弱い自分をよく分かってのことなのか、おかんが電話で言いました。
「なにメソメソ泣いてんの。すぐにアタシらだって逝くんだよ。今、そんなんでどーすんの」って。
「サラちゃんだっているでしょ。BJのことばっか言ってたら可愛そうぢゃないか」って。
多頭飼いしてる人は皆いいます。
どの仔も同じくらい愛おしいって。
でもね。
違うんです。
アテクシは違った。
サラよりも、BJが可愛かった。
薄情でどうしようもないやつです。
優劣つけるなんて、飼い主としてダメなやつです。

よそのワンコにフレンドリーで、犬にも人にも好かれてて…牙剥き出して吼えるワンコにも尻尾振って寄ってって。
空気読めないやつなの、なんて相手の飼い主さんには言ってたけど、そんなBJと歩くのが、ちょっと誇らしくて、気分よくて。
呼べば必ず小走りで来てくれて、家の中でもいつもくっついてきて、トイレの中まで覗きにきてくれて…。

今でも、間違えてサラに「BJ!」って声かけちゃったりします。
「びっくん、おしっこは?」なんて窓開けそうになってます。
悪いなって思います。
思ってるのに、つい出ちゃうんです。
嫌なやつ。
自己嫌悪です。
昨日、随分と久しぶりに掃除機をかけました。
普段の生活に戻らなきゃって思って。
スイッチを入れたら、今までと同じように掃除機に向かって吼え始めたサラ。
静かだった部屋と、静かだった自分の頭の中に思わず予想外の音が響いてついイラっとして…。
そして言っちゃったんです。
思わず口走っちゃったんです。
「順番からいったら、あんたが先だったのに!なんで、びっくんなのよ!」って。
その後ハっとして、ごめんね、ごめんねって撫でたけど…。
きっと分かっちゃったよね。
その後は掃除機かけ続けても、長座布団の上に吼えずに座ってたし。
いや、ずっと前から気づいてたのかもしれない。
最低だ。
BJのあの、厚みのある体が恋しくてサラを抱く。
そして、あぁやっぱり違う。触り心地も匂いも全然違うってガッカリしてる自分がいる。
ごめんって、サラには思うけど、やっぱり違うってガッカリしてる。
最低だ。
じっと見てる。
今も見てる。
見られてる。
様子を伺ってる。
サラは飼い主のことだけを見てるのに。
それを分かってるのに。
アテクシは本当に最低だ。
ほんと、最低だ。
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by funkyhotdog | 2012-09-08 12:58 | 日常